2015年7月 新規事業トレンドレポート

2015.08.20

新規事業の動向を月次でお届けするレポート。2015年7月、PR TIMESを中心に新規事業関連をリリースした企業を業界別に分けたものが以下の表になります。

2015年7月:新規事業リリース企業(業界別)

IT・情報通信が過半数を占めており、続いて生活・サービスと続きました。
1位 IT・情報通信 55%
2位 生活・サービス 35%
3位 金融 3%
IT・情報通信分野内での動向を分析しグラフに表したものが下図です。

2015年7月:IT・情報通信業界の内訳

IT情報サービスが6割以上を占め、続いてソフトウェアが2割、通信サービスが1割となりました。

AIで加速する新規事業開発-業界の動向

今回はコンサルティング分野から人工知能を活用したソリューション開発サービスについての記事をご紹介します。

人工知能を駆使したビッグデータ解析事業を手がけるUBIC(2016年6月に株式会社FRONTEOへ社名を変更)は、製品・サービス開発やビジネス上の課題解決を迅速に実現できる、人工知能によるソリューション開発プラットフォーム「AIインキュベーター」の提供開始を発表しました。

リリースの背景には新規・既存の幅広い分野のユーザーから、ユーザー自身が自らの手で保有するデータの解析を行ない、ビジネスソリューションの開発をいち早く進めたいという要望が多数寄せられたことにあったようです。

AIインキュベーターは、様々なテキストデータの解析ニーズに対応可能な、汎用性の高いソリューション開発専用プラットフォームです。AIインキュベーターでは、これまでUBICのデータサイエンティストが行ってきた、高度なノウハウを用いた人工知能による解析作業の一部を、ユーザー自身が行えます。これにより、1つのデータに対し、様々な観点からの解析が可能になり、人間の判断を人工知能に反映させるプロセスを容易におこなうことができるようになります。結果的に人工知能を用いたソリューション開発に必須となるProof of Concept(プルーフ・オブ・コンセプト-技術コンセプトの適用可能性実験)のプロセスが効率化されます。

ユーザーがこのサービスでソリューション開発を加速させられることも大きなメリットですが、AIインキュベーターの導入でUBIC自身も人工知能を用いた事業の一層の拡大を狙っているようです。
人工知能が適用される分野はヘルスケア、ビジネスインテリジェンス、デジタルマーケティングなど幅広く、そこから生み出されるソリューションも業務効率の向上、リスク管理・危険予知からマーケティング支援まで多岐にわたります。
UBICが明らかにしている取り組み事例を見ても、「NTT東日本関東病院との転倒・転落防止システムの共同研究」、「トヨタテクニカルディベロップメントとの知財ツール共同開発」、「電通国際情報サービスとのデジタル・キュレーションサービスの共同開発」など業種・業界を問わない様子が伺えます。

AI自体を用いた新規事業だけでなく、新規事業開発のプロセスそれ自体へのAI活用も今後ますます進んでいくでしょう。AI活用により、事業アイディアをベースにしたデータの分析、データ分析を基にしたアイディアの発案が可能になるなど、新規事業開発は加速していくことでしょう。ただ、新規事業においては「アイディア」よりも「実行・検証」が重要というのが弊社の信条です。アイディアを生み出した先、アイディアを検証した先にある「実行」の部分を加速させていくことこそが最重要だと考えます。

新規事業において「実行」でお悩みをお抱えのご担当者様は(もちろん「企画・計画」も大歓迎です)是非お気軽にお問い合わせください。

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