2015年1月度 新規事業トレンドレポート

2015.04.23

数々の新規事業がリリースされている中、2015年1月度の新規事業リリース状況をまとめました。

2015年1月度 業界別新規事業件数

新規事業開発を行っている業界、業界別の新規事業件数を整理しました。

 図1 新規事業トレンド(業界、リリース内容)

2015年1月度において、新規事業のニュースリリースが多かった業界の上位3位は以下の通りで、情報通信業で8割近くを占めています。

  • 1位:情報通信業・・・約77%
  • 2位:生活関連サービス業、娯楽業・・・約12%
  • 3位:卸売業・小売業・・・約10%
  • 同位:生活関連サービス業・娯楽業・・・約10%

2015年1月度 主な業界の新製品・新サービス動向

1月にリリースされた情報の内、今回は特に動きが目立ったLINE株式会社についてフォーカスをしてお伝えします。

LINE株式会社1月リリース新規事業一覧 LINE株式会社1月リリース新規事業一覧

引用:ITmedia(http://www.itmedia.co.jp/)

2011年6月のサービス開始以降、LINEは急速に普及拡大し、2014年9月時点でのMAU(月間アクティブユーザー)は全世界で1億7400万に到達しました。そんなLINEが1月に上記3つのサービスをリリースしました。そこには、どのような拡大戦略があるのでしょうか。

2014年にLINEは「ライフプラットフォーム」と「エンタテインメントプラットフォーム」というコンセプトを発表しており、その中心には、アプリ「LINE」により生まれたコミュニケーションプラットフォームを基に、新サービスを展開していく方針を打ち出しています。

LINEバイトでは「アルバイト探しを行う10?20代の若年層ユーザーのLINE利用率は高く、ビジネスアカウント『LINE@』や決済サービス『LINE Pay』とアルバイト求人情報配信事業とのシナジーが高いと判断した」というコメントからも分かる通り、LINEのプラットフォームで得たデータを最大限有効活用し、新規事業の展開を検討していることがわかります。事前に自社のプラットフォームで得たデータを活用しながらユーザーニーズを検証し、シナジーが確認できたものを事業化していく方針のもと、今後も更なる新サービスが生み出されていく事が予想されます。ライフ関連であれば、ライフログを活用した新サービスや予約サービスなど、エンタテイメント関連であればVOD配信やコミック配信などの新サービスが予想されますが、その予想を良い意味で裏切るサービスが出てくるかもしれません。

最後に、筆者が選定した今までにあまり見た事のない、新しいサービスについてご紹介いたします。

新サービスのご紹介

DMM.com、世界初のロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」を開始

DMM.com、世界初のロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」を開始 DMM.com、世界初のロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」を開始

引用:DMM.com、世界初のロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」を開始(http://image.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1501/27/l_ts_dmmrobot10.jpg)
東京・秋葉原に設立された「DMM.make AKIBA」など、“モノ作り”をサポートする事業展開を進めているDMMですが、今回ロボットキャリア事業を展開するリリースがありました。最初に提供するのは、携帯電話キャリアのような販売プラットフォームとのこと。製品のプロモーションとネット販売、一次サポートなどを代行し、ベンダーは製造責任を負いつつ開発に注力できるようにしていきます。今回のリリースに合わせて、「DMM Robotics Cloud」というクラウドでロボットのアップデートやコンテンツ提供ができるサービスも提供しています。
将来的にはビックデータに収集などにも役立てる構想です。

周囲の音声をクラウドで解析、通知や家電操作を行えるデバイス「Listnr」 泣き声で赤ちゃんの感情も分類

周囲の音声をクラウドで解析、通知や家電操作を行えるデバイス「Listnr」 泣き声で赤ちゃんの感情も分類
周囲の音声をクラウドで解析、通知や家電操作を行えるデバイス「Listnr」 泣き声で赤ちゃんの感情も分類

引用:周囲の音声をクラウドで解析、通知や家電操作を行えるデバイス「Listnr」 泣き声で赤ちゃんの感情も分類(http://image.itmedia.co.jp/news/articles/1501/07/haru_listnr.jpg)

Interphenomは1月7日、周囲の音声をクラウドで解析し、スマートフォンへ状況を通知したり、家電操作を自動で行うことなどができるデバイス「Listnr」を発表しました。乳児の泣き声を「泣く」「笑う」「叫ぶ」「喃語」(なんご:乳児が発する意味のない声)の4パターンの感情に分類して伝えたり、指を鳴らしてスマホで操作できる照明器具「Philips hue」のオン/オフを切り替えたりなどできます。
じつはこちらの商品も「DMM.make AKIBA」を通じてプロジェクトがスタートしました。今後のDMMのモノづくりには注目です。

以上が2015年1月度の新規事業のトレンドレポートとなります。

なお、「こんな事が知りたい!」、「○○の動向はどうなっているの?」などご興味・ご関心がありましたら、弊社までお問い合わせ下さい。ご連絡お待ちしております。

■お問い合わせ先
新規事業トレンドレポート担当
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参考

今回の調査概要を表1にまとめました。

表1 調査概要
表1 調査概要

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