自らも新規事業を創りその経験を顧客支援に活かす その1

2015.02.24

〜タイ国際空港での通信事業(株式会社MANY ASIA)の立ち上げ〜

皆様、はじめまして。コンサルタントの池松と申します。
当社で2014年8月より事業開始した国際間通信・観光事業Many Asia社の立ち上げについて全2回に渡ってご紹介したいと思います。

はじめに

当社は新規事業特化型のコンサルティング会社であり、お客様が新規事業を立ち上げられるときにご支援をさせていただいています。ご支援をしている以上、我々自身も新規事業の主体者として事業を創り出していき、成功モデルを生み出すことが重要、と考えております。

また、在籍するコンサルタントは一人一つ以上の事業を創っていくことを命題として掲げ、その経験を経ることで、よりリアリティのあるコンサルティングを実現をしていこうと考えています。

今回は、私が実際に立ち上げた新規事業事例をご紹介いたします。

Many Asis社の概要

  • 商号:Many Asia Co,Ltd
  • 本社:タイバンコク市
  • CEO:Jirath Pavaravadhana
  • 株主:iGnite Asia Co., Ltd.  Vertex Asia Co., Ltd. プライマル株式会社
  • 事業内容:日本・タイそれぞれの国で使用可能なPocket Wi-Fiレンタル事業、及び、旅行コンテンツの提供
  • 主な特長:タイバンコクの国際空港である、スワナプーム国際空港に店舗を出店しており、行き帰り日本・タイ間移動の2日分のレンタル費用が、現地や自国でレンタルするより安価であること

スワンナプーム国際空港のブース レンタルしているタイのPoket WiFi

設立の経緯

タイ人訪日旅行者数は年間453,642人(2013年JNTO調べ)で増加傾向にあります。また、日本人の訪タイ旅行者数は1,536,425人(2013年タイ国スポーツ観光省調べ)と、国別日本人受入数で米国、中国、韓国に次いで4番目の多さ、かつ前年対比150%と伸び率は第1位です。

そのようなマクロ的な背景のもと、当社で行っているアジア進出支援サービス「アジアリサーチ」のタイ向けサービス強化を考え、Many Asiaに先駆けて「タイ進出支援サービス(Many Asiaの合弁パートナーであるVertex Asia.との協業事業)」を2014年1月からスタートさせました。

ManyAsiaの設立背景としては、Vertex社よりタイ企業であるiGnite社の紹介をいただき、三社でタイ⇔日本間で何か事業を興せないかと考え始めた事がきっかけでした。当初は、iGnite社がタイで強みを持つ観光やエンタメコンテンツを軸にした事業を検討していましたが、それだけでは競合差別化が難しく、新規事業テーマを模索していました。

そんな折、タイのスポーツ観光省大臣が来日され、iGnite社のCEOがタイスポーツ観光省と強いつながりがあったため会見の機会をいただけることになりました。私はこの会見機会の活用に手を挙げました。私は当時、某通信キャリアの案件にて、訪日外国人向けのプリペイド型通信サービスの企画設計・販売戦略を進めており、その知見を持って、タイ⇔日本間の通信事業を検討していました。

この大臣との会見を契機として、タイバンコクの国際空港、スワンナプーム国際空港への店舗出店、及びタイのNo1通信キャリアであるAIS社のPoket WiFiルータ及び通信回線の仕入れを実現し、さらに日本でのPoket WiFiルータ及び通信回線の仕入れを実現したため、このような事業で展開していくことを決定し、3社合弁で会社設立およびサービス提供をスタートさせました。

PocketWiFi タイ空港内
タイでは150バーツ(450円程度/日)で借りることができます。
ブースの場所は、スワンナプーム国際空港のB1FのAiportLinkという地下鉄直結の場所にあります。

前述の大臣との会見後、具体的に事業プランニングを始めたのが2014年の2月から3月です。部下の宮本をこの辺りからMany Asiaプロジェクトに参画させ、事業リリースの主担当を任せ、私はマネジメント側へまわり事業を見守りました。

当時タイではバンコク非常事態宣言が出され、その後の5月にクーデターが起きた時期でしたから、政権交代により大臣との空港店舗やキャリア通信回線卸の話が反故にされるのではないかとヒヤヒヤしたのを覚えています。新規事業は時に想像もしない外部環境変化も起るものだと、改めて感じました。

続きは第二回目に続く・・・

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