自らも新規事業を創りその経験を顧客支援に活かす その2

2015.03.10

〜タイ国際空港での通信事業(株式会社MANY ASIA)リリース後〜

前回までのブログでMany Asia事業設立の経緯についてお話いたしましたが、今回はリリース後のお話とその経験をお客様のご支援へどのように活かすか、をお話させていただこうと思います。

実際のリリース

タイ大臣の会見を機に新規事業を検討・構築しはじめ、結果として事業をリリースしたのは2014年8月でしたので、実質的には6ヶ月間で事業リリースまでこぎつけました。

この間、Many Asiaの合弁出資関連の各パートナー間調整や、タイでの会社設立登記、Poket WiFiの輸出入、法律関係に抵触しないかの調査、訪泰してiGniteメンバーとの細かな調整…など、事業立ち上げに必要なこと全てを行いました。本業であるコンサルティングと並行しながら自社プロジェクトを行った当時は今振り返ると、怒涛に過ぎた毎日でした。

8月のリリース後は当初に想定していなかった事の連続で、iGnite側のメンバーとの不和も生まれ、合弁会社の難しさを感じました。具体的には、リリース当初、タイの訪日ユーザから「PoketWiFiが繋がらない」という内容のクレームが頻発してしまった時期があったのです。

「こんなサービスを提供しようとするプライマルとは仕事ができない!タイ人を舐めているのか!」
と言われたことすらありました。

何度も想定をして万全に万全を期して望んだリリースでしたので、そんな事が起こるとは想像もしていませんでした。

実際に日本に来たタイユーザに会って調査をすると原因が何点か見えてきました。

  • PoketWiFiの裏に貼られていたSSIDやパスワードの記入ミス
  • そもそもWiFiルータの使い方が分からない
  • 一度に大量のデータ通信の利用を行ったことによる通信規制

など初歩的な原因がほとんどで、その原因の背景には、

  • そもそもタイでのPoketWiFi利用は未だ一般的でない
  • 日本人とは違うデータ通信の利用方法である

といった根源的な原因も見えてきました。

更に突き詰めて考えてみると、プライマルメンバーとタイiGniteチームとのコミュニケーション不足に原因があるのではないかと考えつきました。

プライマルチームはタイ現地に飛び現地メンバーとの交流を深める機会を作り、更に定期的な電話会議の数を増やしたりしていくことで関係性を修復していきました。

コミュニケーション不足に端を発する問題は何もクロスボーダー間にとどまらず、日本国内のプロジェクトでも同様のことが言えると思います。また、どんな新規事業でも起こり得ることです。
それは、新規事業は誰もやったことがないことに取り組むわけですから、だれも正解を持っていません。予想できないこと、不確実性が高く曖昧なことにどうしても直面せざるを得なく、その際に関係者は強いストレスを受けるのです。

こういった様々な困難を如何に乗り越えていくかが新規事業成功の一つの要因であると思っています。

ご支援に活かす

この立ち上げ経験は、 私がお客様に対するご支援の中でも非常に意味のある経験となりました。

机上の絵空事ではなく、いかに現実に向き合ってリアリティのあるコンサルテイングを提供するか、実体験を持って学ぶことができたと思っています。

当社はコンサルテイング業界の中ではいわゆる戦略系に属しますが、事業を立ち上げることにコミットしているので実行までご支援し、そこに強みを持っています。自らが立ち上げた経験をもってご提供できることであると痛感しています。

タイ空港内ブースにてiGniteメンバーと
タイ空港内ブースにてiGniteメンバーと

余談ですが、iGniteメンバーと不和が生まれた当時、関係修復に向けた訪泰した際の写真です。写真左の二人の女性はタイ側のiGniteメンバーで、右はプイマル側のメンバーで私の上司であるマネジャーの池松です。
この際は、タイ側の女性メンバー向けに日本のお菓子の手土産をもっていきました。(たしかカステラだったと思います…)タイの女性は日本人同様に甘いものが大好きで、日本のお菓子には興味津々です。この時もJapan Souvenirsといって渡したら、非常に喜んでいただきました。日本でも海外でも、気遣いは重要ですね。

Many Asia の現状と今後の展開

Many Asiaは半年事業を行ってきましたが、良い兆しが見えつつあります。今後は日本の某旅行会社と連携し旅行商品の提供を行ったり、さらには日本⇔タイ間だけではなく、多国間にサービスを拡大していきます。
「スマートトラベル」というコンセプトを掲げ、旅行で利用するPoketwifiをサービスの軸としながら、旅行中に利用するあらゆるサービス提供を行っていこうと考えています。

終わりに

当社は、前述のような自社事業の立ち上げをより多く創出し、コンサルティング経験に活かすだけではなく、実業として幾つもの事業会社を創り事業拡大を行い、将来的にはIPOも視野に入れています。

また事業立ち上げにコミットすることで実行部分までご支援することを強みに持っていますので、事業立ち上げにお困りのお客様がいらっしゃればぜひ一度お声掛けいただければ幸いに存じます。
それと共に一緒に事業主となり事業立ち上げをしたい仲間も積極的に募集中です。

今後とも、プライマルを宜しくお願いいたします。
プライマル株式会社 コンサルタント 池松

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