新規事業の温故知新

2007.10.29

危機は3回訪れる

プライマルという会社は、新規事業の立上げにおいて企画・戦略フェーズではコンサルティング、実行フェーズでは様々なアウトソーシング事業を行っています。

我々は、スピンアウトする前の会社から数えると丸7年間も新規事業一筋できました。150以上の立上げプロジェクトにかかわる中で、成功も失敗も様々な経験を積んできました。 その経験の中で、いろいろな問題にぶつかりその度に顧客とともに考え、なんとか難局を乗り越えてきました。

新規事業には必ず危機が訪れます。それも3回。事業の存亡にかかわるような、生きるか死ぬかの危機です。3回という回数は時々変動するものの、どんなに大成功した事業においても、我々の経験によればそれは確実にやってきます。
「私たちの事業は今まで危機を体験したことなどないですよ。」
とおっしゃる方も、おられるかもしれませんが安心は禁物です。大した危機が訪れない事業は、大した成功も望めないことが多いようなのです。

危機が起こるたび、それを乗り越えるために行ってきた会議の途中、「あれ、この議論、前にどこかでもやったよな?」という既視感に捉われることが度々ありました。

往々にしてそのような会議は深夜までもつれることが多いので、寝ぼけていた可能性は否定し切れません。しかし、本当に同じような質問が繰り返され、同じように悩んだり、激論になったりするシーンが全く異なるプロジェクトで見られたのです。

新規事業は不確実生との戦い

後になって振り返ってみれば、なんであんなことで悩んだのか?というようなことも、プロジェクトの修羅場のなかでいきなり直面してしまうと、必要以上に大きな問題に感じられ、どうしていいのか分からなくなってしまいます。

新規事業は宿命的に不確実性との戦いです。そのため、多かれ少なかれ、今まで経験したことのない問題と向き合わねばなりません。
そのような問題に直面したとき、事前に見知っていたり、自分なりに考えたりした経験があるだけでも、随分対応に差が出てくるのではないか?と考えています。
そこで、我々の経験の中から、新規事業を行っていく過程で多くの人が直面する問題、感じる疑問を抽出し、Q&A形式でブログに書いていきたいと思います。

故きを温ね、新しきを知ることにより、少しでも新しき事業の不確実性を減らすことができればと考えています。

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