新規事業とコンサルティング(1)
コンサルティングを雇う理由
「新規事業を始めるにあたって、外部の力を借りたいのですが、どのような方を起用すればいいでしょうか?」
新しい分野に取り組む場合、外部の力を借りながら進めることが増えてきています。
なぜ外部の力を借りたいのかというと、下記などが理由としてあるようです。
- 今までやったこともない分野なので、その分野に詳しい専門家の力が欲しい。
- 人を雇ったり、他部署から連れてくるのが難しい。出来ても時間がかかる。
- 自分たちでやるよりも外部に頼んだほうが効率的な作業が出てくる。
- 第三者的視点が欲しい。
- 新しいノウハウやワールドワイドでの最新事例が知りたい。
新規事業も最近は一社単独で立ち上げるということは少なくなってきています。
外部のパートナーと組んだり、外部からライセンスを受けたり、ベンチャーを買い取ったりして進めることが少なくなく、そういう意味では外部のコンサルタントを起用するのもパートナリングの一形態と考えることも出来ます。
複数外部が関わる案件も
今までプライマルが手掛けた案件においても、弊社単独でご協力することもあれば、チームを組んで対応することもあります。
例えば会計士、税理士、弁護士、リサーチ会社、総研、コンサルティングファーム、広告会社さんらと協働でプロジェクトに取り組むのです。
また外部起用が増えたせいか、ポストコンサルティングと呼ばれるようなケース、つまりどこかがコンサルティングを行った後に、プライマルが再度支援を行うということもあります。
どちらも、複数の外部が関わります。
外部をとりこんで失敗する原因
ただ、全てのケースがうまくいくわけではありません。
外部を頼ったがためにダメになった場合もあります。
プライマルは戦略だけでなく実行部分を中心に支援しています。
そのため、戦略立案フェーズでうまくいかないことを契機として、我々が関わることも多いということもあり、「外部の力を借りたがために、むしろ失敗に近づく」というプロジェクトを人一倍経験しています。
それらの原因を いくつかあげてみると 、
- 専門家、その筋のプロ、大手コンサルティングファームなどいわゆる権威に、盲目的に従った。
- 社内稟議に客観データが必要だということで、調査ばかりが先行した。
- 全て、外部に委託した。
などがあげられます。
では、どうすれば新規事業を外部と協力しながら進めていけるのでしょうか?
これら失敗の原因をいくつか取り上げながら、上手な外部リソース活用の仕方を考えてみます。
タグ: コンサル, 失敗要因, 導入