ファッションレンタル前線—2015年12月新規事業トレンドレポート
新規事業の動向を月次でお届けするレポート。2015年12月、PRTIMESを中心に新規事業関連をリリースした企業を業界別に分けたものが以下の表になります。
生活・サービスが4割、IT・情報通信が4割弱と続きました。
1位 生活・サービス 約41%
2位 IT・情報通信 約38%
3位 流通・小売・運輸 約13%
3位の流通・小売・運輸について取り上げてみたいと思います。
専門商社が45%でトップに立ち、続いてアパレルが33%、倉庫を使った新規事業が22%と続きました。
ブランドとの新たな出合いをシェアリングモールで果たす「SUSTINA」
株式会社OMNISは、12月より月額4,800円ないしは5,800円で女性向けブランドの洋服やカバン、アクセサリーなどの商品をレンタルできるアプリ内「SASTINA」で各ブランドの公式レンタルストアをオープンさせると発表しました。
ブランドやメーカーがSUSTINA(サスティナ)の提供するシェアリングモールのレンタル機能を活用し、ユーザーとブランドとの出合いを加速させるというもので、同アプリ内でブランドヒストリーやおすすめコーディネート、リアル店舗やオフィシャルECサイトへの誘導機能を付帯しています。またユーザーの近隣店舗情報を検索できるMAP機能や、オプションとして店舗で顧客からの衣類を引き取り、SUSTINA内のシェアリングモールでレンタル商品として提供するといった展開も可能となっています。
このような一連の流れを通し、ブランドイメージをユーザーに植え付け、潜在顧客発掘へつなげるプロモーションや収益機会としての期待がもたれています。
SUSTINAは返却期限や延滞料がなく、レンタルできる回数も無制限。発送・返送、クリーニング代も無料なことから10,000件ダウンロードを突破しています。